数理のチカラ(福地健太郎)
2020/06/06
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 福地 健太郎 准教授
体を動かすと、その動きに合わせて画面上の体が発光したり、燃え上がったり、粉々になったり……。自分を主人公にしたCGを一瞬でつくることができるのが、インタラクティブCGシステムの「EffecTV」です。
私が開発したこのシステムでは、ビデオカメラから入力された映像に、動きに合わせた映像効果をリアルタイムで加え、モニターに映し出します。体の動きが瞬時にCGへと変換されるので、リズムに合わせて動けばリズミカルな映像になります。画面と自分との間の一体感は、それまでなかったまったく新しい体験を作りだしました。